ペット業界にまった!買われる動物たちを保護する法律が成立する。
アメリカのニュージャージー州議会で、ペットの購入方法に大きなインパクトを与える法律が可決され、子犬が工業製品として扱われている業界のやり方を、止めることができるかもしれないと期待されています。

動物保護団体のThe Humane Societyによると、今のアメリカでは、少なくとも10000もの子犬製造工場があります。その工場では毎年240万匹もの犬が産まされていますが、アメリカ政府の規制の対象として認知されているのは、たったの3000匹です。

アメリカでは、毎年約390万匹もの犬が保護施設に入り、120万匹が安楽死させられています。

「子犬製造工場」の問題
「子犬製造工場は、動物たちの幸せではなく、己の利益のみを優先させているとして、悪名高いんです。」と、法律を提案したレイモンド・レスニャック上院議員は語ります。

「この子犬の大量生産方式は、先天性の病気や行動障害のもとになります。さらには、大量生産された子犬たちは、工場内の施設でネグレクトされたり、劣悪な環境で育てられたりしています。」

ペット産業のロビイストは、このペットを大量生産するやり方を規制する法律は、新たなペットショップの開店をむずかしくするとして、法律に反対しています。さらにロビイストは、この法律は消費者の選択に制限を加え、人間がペットを買うことを困難にするともしています。(boredpanda)

アメリカのニュージャージー州で、ペットの大量生産を規制する法律が成立しました。確かに、よくよく考えてみれば、ペットショップのペットって、どうやって産まれてきて、どうやって店まで運ばれているのでしょうか?すべてのものに価格をつけるのが今の世の中ですが、値段をつけない方がいいものも、やっぱりあるのかもしれませんね。