ネコに生涯を捧げる男性。ネコ専用パラダイス作りから治療法まで!
ある男性が、自宅を22匹の保護されたネコのためのパラダイスにしてしまいました。

カリフォルニアに自宅を持っているピーター・コーヘンさんは、自宅内を、ネコの歩き道、トンネル、坂道などに改造しました。1988年に自宅を買ってすぐに、このプロジェクトを開始しました。
かつてピーターさんは2匹のネコを外に飼っていましたが、2匹とも車にはねられてしまい、今回のプロジェクトを決心しました。自宅内をネコ用に改造すると、安全な室内でネコが満足に遊べるからです。
彼は自宅のネコを楽しませることについて書かれた書籍を読み、ネコの通り道についても研究しました。そして、自宅の改造に取り掛かりました。
彼が自宅の改造を進めるとともに、もっとたくさんのネコを、招き入れるようになりました。

現在、彼は施設から引き取ってきた22匹のネコと一緒に暮らしています。
ピーターさんは、施設で暮らしてきたネコたちに、快適な家を用意しています。
「私たちは20年間も改造を続け、ネコの好き嫌いについてもリサーチしてきました。」と、ピーターさんは自信たっぷりです。

治療法確立のためのファンド立ち上げ!
彼が飼っているネコたちは、ピーターさんの人生を変えました。
彼が飼っていたネコの1匹、ピーナッツは世界中のネコの間で感染がおこっている、猫伝染性腹膜炎と診断されました。悲しいことに、この病気に対する治療法は、まだ確立していません。
不幸にも、ピーターさんはピーナッツを亡くしましたが、彼は猫伝染性腹膜炎の認知を広げる運動と、治療法を確立するためのファンド作りを開始しました。

にぎやかそうなお家です。
コーヒービーン、ドーナッツ、チョコレート、ポピーシード、スマッジ、ナゲット、ナター、バター、クランプル、ランプル、クッキーモンスター、シークレット、ミカン、クリンバー、ブラックバード、ジュピター、ジョーンズ、ヴァニラ、マンゴー、プロフェッサー、ミニビーン、そして、スモーキーがネコたちの名前です。

ピーターさんは、猫伝染性腹膜炎の治療法の確立を目指している、カリフォルニア大学の研究者のディヴィスさんと連絡をとり続けています。
スモーキーは、子ネコの時に猫伝染性腹膜炎だと診断されました。ピーターさんはスモーキーを引き取り、新しい治療法を試しました。
経過は良好で、数週間ほど治療なしでも元気にしているほどです。この結果は、ピーターさんに希望を与えました。

ネコのパラダイスを作るところから始まり、猫伝染性腹膜炎の治療法の確立まで、ミッションは進化しました。
ピーターさんは、「私には、そこまで大きな問題を解決することはできません。でも、小さなことなら解決できます。シェルターから引き取った1匹1匹のネコは、私たちにとってかけがえのない存在です。単純な話ですよ。」と語っています。(lovemeow)

動画はこちら
22匹ものネコを自宅で飼う、ピーターさんのお話でした。猫伝染性腹膜炎の治療法、調べた限りではまだ確立していないようですね。ピーターさんとディヴィスさんの活躍に、期待したいところです。