生まれつきまぶたのない二匹の猫…人々の善意が与えた希望の光

ドーラとその兄フェリックスにとって、生きる事は簡単なことではありませんでした。
その一風変わった見た目をした子猫の兄弟は、生後わずか5週間でオーストラリアの道路をさまよい歩いているところを発見されました。必死に生きる道を模索する彼らにとって、頼れるのはお互いの存在のみでした。
二匹は幸運にも心優しい人間に助けられたのですが、後に彼らにはある深刻な問題があることが発覚します。
ドーラとフェリックスはRSPCAのブルーマウンテンシェルターに身柄を預けられ、そこの職員はただちに二匹の奇妙な顔つきの原因を見つけ出しました。なんと、彼らには生まれつきまぶたがなかったのです。
まぶたのない猫

その珍しい症状を放置していれば、二匹の子猫は一年も経たずして視力を失ってしまいます。ありがたいことに、職員たちは二匹を助けることを簡単に諦めるつもりはありませんでした。
ドーラとフェリックスが6ヶ月の時、RSCPAは二匹が動物のための眼科クリニック(Eye Clinic for Animals)で治療をうけられるよう手配しました。そこでは獣医師が二匹の問題を取り除くのにぴったりの手術法を開発していたのです。


何時間にも及んだ手術で、子猫たちの口内の組織から作られた新しいまぶたが移植され、二匹はようやく瞬きができるようになりました。 そして、その後の経過は順調でした。
手術から数ヶ月が経ち、ドーラとフェリックスは完全に回復しました。
そして今、幸せな二匹は次なるステップへ進むこと――すなわち、ペットとして愛情を注がれ、安心できる家を持つことを望んでいます。
ドーラとフェリックスは二匹ともニューサウスウェールズにあるRSCPAブルーマウンテン支部を通じて譲渡を受けることが可能です。 二匹はあらゆる苦楽を共にしてきたので、彼らの救助に携わった人たちはみな、二匹を一緒に引き取ってもらいたいと考えています。
source:thedodo

猫と猫、そして人と猫との愛情の連鎖が二匹の危機を救ったのですね。 彼らが温かな家庭に引き取られ、これまでの苦難を補って余りあるほど幸せになれることを祈ります。
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