トリミング/知識 2016-12-07

鉄を乗り越えプラスチック!馬のための新商品、ついに市場に現れる!

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先見の明のある発明家たちが、馬専用のランニングシューズを開発しました。

動物たちをこよなく愛する、オーストリア出身のルイーザさんとチャーリーさんは、馬のひづめを支えるために、長年スチール製の蹄鉄(ていてつ)を改良していましたが、最終的にはプラスチック製の靴に行きつきました。

この、「メガサス・ホースランナーズ」と呼ばれる、クリップで装着可能な靴は、衝撃吸収機能を備えたプラスチックを使い、馬の一生をより豊かなものにするものとして、注目を集めています。

馬1 source:

この靴を発明したルイーザさんとチャーリーさんは、この靴は馬の一生をより良く、人間と同じような生活が送れるようなものとしています。

動画はこちら

スチール製のものと違い、馬の動作に柔軟に対応し、素早く脱がすことができるので、馬の筋やじん帯の強化に役立ちます。

馬2 source:

Megasus Horserunners(Megasus Horserunners)というサイトで、198ユーロ(約24000円)で購入可能で、世界中に発送可能です。今はまだ事前予約の状態で、発送は来年以降の予定です(サイトの言語は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語。日本語対応はなし)。

「メガサス・ホースランナーズは、世界で初めてのクリップで装着可能な靴で、付けるのも脱がすのも簡単なひづめ保護器具です。」と、チャーリーさんは説明します。

世界初、革命的な馬の靴!

馬3 source:

「この製品は、鉄も釘も使ってなく、僕たちが履いているランニングシューズのようなものです。」

「メガサス・ホースランナーズは、素早く装着でき、素早く外すことができるように設計してありますので、馬にも飼い主にも非常に便利なものです。」

馬5 source:

「馬は、2000年以上も、固い鉄の蹄鉄を履かされていました。科学は蹄鉄を、「必要悪」と呼んできました。」

「馬の履物を快適なものにして、馬の動作がまるで童話の世界のようなものになるまで、機は熟したんですよ。」

「メガサス・ホースランナーズは、長年の観察と、20年にわたる馬のひづめの研究のたまものですよ。」

「我々は、今までの馬のひづめに関しての見方は、間違いだったことを発見しました。」

「多くの人は、馬のひづめは固く、頑丈で、ほんの数ミリの水平移動しかしないと思ってますが、それは間違いです。」

「我々は、1998年に、馬のひづめの垂直動作があることを確認し、科学雑誌であるGEO(日本の日経サイエンス誌のようなもの)に、初めての寄稿をしました。」

馬6 source:

「鉄のような固い金属でひづめを固定してしまうと、馬の筋やじん帯が動かなくなってしまいます。ギブスをはめているのと、同じようなものです。」

「メガサス・ホースランナーズでしたら、どのような地形の上を馬が移動していても、ひづめの柔軟な3次元運動を可能にします。」

「柔軟というのは、単純に「柔らかい」というわけではありません。馬のひづめにかかる、体重による負荷を大幅に軽減するんです。」

ルイーザさんとチャーリーさんは、クラウドファンディング専門サイトKickstarter(Kickstarter)(キックスターター)で150000ユーロ(約1800万円)を集め、2017年7月の発送に向けて準備しています。(dailymail

馬7 source:

オーストラアの発明家たち、馬のランニングシューズを発明する話でした。馬のひづめのことを、今までマジメに考えたことはありませんが、こうしてみると奥が深そうです。ここまでマジメに、「馬のひづめ」について研究している人たちがいるのも驚きです。

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