トリミング/知識 2017-01-30

政府は早く有効な対策を…。馬を守ろうとする人々!

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50匹もの野生の馬がヘリコプターに追い回されて、ある場所に連れていかれてしまいました。

なぜこんなことを?

これはよくある話で、何年間も行われています。アメリカ政府の土地管理局は、アメリカ西部で増え続けている野生の馬の数をコントロールするために、有効な対策を打てないままでいます。

馬1 source:

今回の囲い込みは、野生の馬を保護する団体のReturn to Freedomから派遣された職員が、政府にもっと有効な解決策を見つけるようにプレッシャーをかけるなかで、アメリカのユタ州でおこなわれました。

馬2 source:

「今回のような囲い込みを報告することは、政治家や納税者に、もっと良い野生の馬が増えることに対する政策があることを、考えさせるきっかけにもなります。今のやり方は、非常にコストがかかり、効果的でもありません。」と、Return to Freedomは公表しています。

そして、土地管理局は今回のような囲い込みを何年も続けているので、捕獲して施設に連れていかれた馬は数えきれないほど多く、施設内の馬の管理をどうすれば良いのかの、有効なやり方は確立していません。

馬3 source:

去年の9月、土地管理局が施設内の45000頭の馬やロバを処分しようとした時は、多くの人が反対の声をあげました

馬4 source:

最終的に土地管理局は、馬やロバを処分するのは最終決定ではないとして、計画を延期すると発表しました。4月におこなわれる、次のミーティングの時に、どうするのかを決めるようです。

4月まで馬の囲い込みは続けられ、捕獲された馬は特定の場所に連れていかれます。そこでは、馬が行動するための空間や、雨や雪から身を守るための施設が不足していると、保護団体は主張しています。

土地管理局は、1月と2月だけで、1575匹の馬を捕獲することを計画しています。

「捕獲されたいくらかの馬は、頭数の増減の調査のために、レーダー端末をつけられた状態で野生に戻されます。しかし、捕獲された馬のほとんどは施設内で一生を過ごすため、二度と生まれ育った場所に帰ることはありません。」と、Return to Freedomは主張しています。

馬5 source:

囲い込み以外の、他の解決策を実行しようとする動きは、年々高まっています。

土地管理局は馬やロバを引き取ってくれるところを探しており、1971年からの合計で230000頭を引き取ってもらいましたが、もちろんこれは捕獲された総数のごく一部です。

馬6 source:

そして、分かっているだけでも1700頭は、食肉工場に連れていかれました

政府は野生動物の管理方法を間違えており、囲い込みよりも、去勢手術などによる方法をとるべきだ、との声も存在しています。

馬7 source:

去年、土地管理局が馬やロバの処分を発表した時には、保護団体や個人が立ち上がり、土地管理局の行動を監視しようとする運動が広がりました。

「これは、私たちが早急に対処する必要がある問題です。」と、馬やロバを保護する団体の代表のジリアンさんは語っています。(thedodo

馬8 source:

日本でもそうですが、アメリカのほうでも増える野生動物は問題になっているようですね。日本でも、シカやクマが増え、農作物を食べてしまったり、蛭を人里に持ってきてしまうのが問題になっています。有効な対策が、早く見つかって欲しいですね。

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