トリミング/知識 2017-01-30

海外版『犬猿の仲』。イヌとネコって仲が悪いの?

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何年も語り継がれ、アニメや漫画としても描写されてきた理論。それは、イヌとネコは本当に仲が悪く、永遠の敵同士だというものです。

でも、そのお話は本当なんでしょうか?イヌとネコは、本当に仲が悪いままなんでしょうか?

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Ett foto publicerat av Claudia Cárdenas- García (@ccardenasgt)

答えは「NO」です。実際には、イヌとネコの仲は流動的なものです。イヌとネコが出会ったとき、本能的な捕食行動や回避行動にでようとするか、お互いにちゃんとコミュニケーションしようとするかで、大きな差が生まれます。

動物行動学を基に、BluePearl Veterinary Partnersで獣医師をしているジルさんによると、イヌが初めて家畜として飼われたときから、イヌは小さくて毛皮がある動物を追いかけるように訓練され、交配させられてきました。

イヌが遠くにネコを発見すると、イヌの本能はネコを追いかけるように指令します。そして、これはもちろんネコを怖がらせます。

生物学的な見解は…?

小さくて毛皮があり、素早く動く動物は、多くのイヌにとって興味の対象です。これは、生物学的には当たり前の行動です。ネコと一緒に家庭で育てられたイヌは、ネコと暮らすことを覚え、仲良くやっていきます。」と、ジルさんは語ります。

ネコや他の小さい動物と一緒に育ったイヌは、その環境に慣れ、動物たちを狩りの対象から外していきます。多くの一緒に育ったイヌやネコは、ジルさんが飼っているネコやイヌ達のように、深い友情を結ぶときもあります。

犬とネコ source:

「ずっと一緒に育ったので、これからも彼らは仲良くしていくでしょう。狩りの場面にはなりえません。」

イヌとネコが上手くいかないと言われている理由は、彼らがお互いに違った生き物で、愛情表現も違っているところからきています

イヌは、お互いのお尻のところの匂いを嗅いで、挨拶をします。そしてそれが、イヌ達のやり方です。ただ、これをネコにやってしまったなら、本当に驚かせることになるでしょう。

「イヌとネコが喧嘩をするのは、必然ではありません。違う動物同士のコミュニケーション活動を、もっと広めていってもいいですね。」

もしもあなたがイヌを飼っていながら、ネコも飼いたいとしても、彼らが瞬間的に嫌い合うことはありません。ただ、仲良くなるためには、少しばかりの時間が必要です

結局のところ、コミュニケーションと理解力が、人間ののみならず、イヌやネコにもとっても大事なんです。(thedodo

日本では非常に仲が悪い関係を「犬猿の仲」と言いますが、地域によっては「イヌとネコ」なんですね。自分とは違ったものを受け入れる器の大きさ、人間だけではなく、動物たちにも必要そうですね。

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