考える 2016-05-23

食べられる「ビール6缶パックのリング」プラスチックから”あるもの”に!

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以前もウミガメがプラスチックのストローを鼻から吸い込んでしまい、息ができなくなった事例など、が自然界にもたらす被害についての記事をアップしてきました。

今回は飲料缶の6缶パックで使用されているプラスチック製リングを”あるもの”に変えたアイデア製品ついてだ。海外でも高く評価され話題になっています。(※日本では板紙を使っているケースが多いのであまり見られませんが。)

6缶まとめパック source:

アメリカ、フロリダ州デルレイビーチに拠点を置くビール醸造所Saltwater Breweryが開発したリングは動物でも食べることができると話題を呼んでします。

そのリングの原料はビールの醸造の過程で使用する小麦や大麦。食べられることに加え、完璧な生分解性(微生物の作用で無害な物質に分解される性質)を持つので、海洋生物や鳥類にやさしいとされています。

YouTubeの動画中でも「63億ガロン・・・」と昨年、アメリカ人が消費した膨大なビールのことについて言及しているが、その約50%瓶ではなく缶での消費だと言います。そしてそのプラスチックリングが海へとたどり着くのです。

▽プラスチックリングが体に巻きついて、そのまま成長したカメ。従来の分解されないプラスチックのリング。

プラスチックとカメ source:

世界中で約100万匹の海鳥と約10万匹の海洋哺乳類、ウミガメがプラスチックの被害を受けている。

海鳥 source:

▽ウミガメがリングを食べる様子/これは食べられるリング

ウミガメがリング食べる様子 source:

これから先、この「食べられる6缶パックのリング」で多くの動物が救われるでしょう。

ストローやスプーンなど、まだまだ動物の害になるプラスチック製品は世の中にありふれているので、他のプラスチック製品の代替も期待したい。

動画はこちら

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