泣ける 2016-06-07

中国医薬のため「胆汁」を搾取され続けた熊。小さな檻で監禁、そして痛々しい金属ベスト

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中国の天津のクマ農場で、小さな檻の中に閉じ込められ、何年間も「胆汁」を搾取されてきた悲惨なクマ(名前:シーザー)が話題になっている。

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クマのシーザーは、何年間も中国の小さな檻の中で過ごしてきた。朝日を見たことも、走り回ったこともない。シーザーの腹部には痛々しい金属が取り付けられ、そこから伝統的な中国医薬で使用するための胆汁を搾取し続けられていた。

Animals Asiaによると、熊の胆汁には、胆嚢や肝臓の状態を治癒するために効果のある高濃度のウルソデオキシコール酸が含まれていると言われている。

監禁され胆汁取られた熊2 source:

シーザーを救出をしたのは、中国とベトナム中心に動物保護活動をしている団体Animals Asia。Animals Asiaジルロビンソン氏は、当時のシーザーの悲惨な状況を今でも鮮明に覚えていると言います。

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その後、シーザーは中国成都市の施設で回復し、今では元気な姿を見せてくれている。以前は監禁状態で弱々しい体だったが、今では力強い、壮大な熊に戻ってくれた。傷跡も全て消え、見栄えも綺麗な体になった。

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中国では、胆汁を搾取されている熊が後を絶たない。今回の救出は氷山の一角。今でも多くの熊が強制的に胆汁を搾取されている。Animals Asiaによると、まだ10,000頭以上の熊(多くがツキノワグマ、一部がシーザーと同じヒグマ)が監禁状態にあると言われています。

一人でも多くの人に現状を知ってもらい、一匹でも多くの熊が救われることを祈ります。

source:thedodo

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