子供のいない44歳のゴリラに子猫をプレゼント。種は違えど母性で子猫を大切にする姿に胸を打たれる
今年の7月14日に44歳の誕生日を迎えたゴリラのココちゃん。 実はココちゃんは、いまだかつて出産経験のないゴリラなんです。
実はゴリラの繁殖は非常に難しいとされています。日本でも、(ゴリラの飼育環境が整えられず)オスとメスの1頭ずつのペアで飼育しているところが多く、1990年の時点で計50頭のゴリラがいましたが、現在は25頭に減ってしまいました。(news.livedoor
) 共に生活するゴリラの頭数が少なくなるほど繁殖確率は低くなります。群れで生活のできていないココちゃんにとっては出産は夢のまた夢です。44歳になった今、さらに育児への憧れも強くなります。
▼赤ちゃんの模型を抱くココ

せっかくの誕生日。彼女の気持ちを考え、子猫を紹介することに。 ココちゃんの目の前には5匹の子猫が入れられた段ボールが置かれました。
するとココちゃんはものの数秒間で灰色の子猫を手にしました。

▼大切に灰色の子猫を抱くココちゃん。まるで将来、実の子供ができたときのシミュレーションをしているよう

▼頭の上にお気に入りの子猫を置いて遊ぶ様子♪

子猫ちゃんにも気に入ってもらえたココちゃん。種は違えど、大切にしたいという気持ちが伝わった証拠です。ココちゃんは残念ながら、まだ子宝には恵まれていませんが、将来子供ができたときにはもっと多くの愛で育ててくれるでしょうね。

koko.orgでは、絶滅危惧種のゴリラとゴリラのココに対して寄付を募っています。ココちゃんのHPでもあるので是非見てみてくださいね。