引き取ってからの驚き。毛がないはずのネコが、実は全くの別種類。
カナダのアルバータ州で、毛を剃ったネコを、なんとスフィンクス種のネコだと偽って売る詐欺が発生していました。

初めはスフィンクス種に見えないこともないのですが、購入して引き取って数週間すると、さすがに毛が生えてきて、飼い主を驚かせることになります。
レーザーや脱毛クリームで!?
毛がないのは元々のネコの種類であったからではなく、ただの虐待だったということが買ってから明らかになりました。

売主は、子ネコのひげを抜き取ってしまい、レーザーか脱毛クリームで毛を丸ごと処理していました。
「私は、子ネコは母親を求めて鳴いていると思ってたんです。でも、実際のところは、単純に痛かっただけなのかもしれません。」と、スフィンクスとして売られていたネコを買い取ったジョアン・ディックさんは、カナダの公共放送のCBCに語ってくれました。

ネコは、ブラッドと名付けられ、一旦ジョアンさんの家に引き取られました。
「初めはスィンクス種に見えたんですよ。だって、カラダがすごく細くて、顔も3角形で、それっぽかったですし。」と、ジョアンさんは言います。

ジョアンさんは、ブラッドの振る舞いが少し変で、周りのスフィンクス種とあまり馴染もうとしないため、ブラッドをある女性に売ることにしました。
ジョアンさんは、「私と彼女は、数日間ブラッドのことについて話し合ったんです。彼はちっとも大人しくなりませんでしたし。」「そして、それから彼女は、ブラッドを獣医のところに連れて行ってみたんです。そしたら獣医は、「レーザーか脱毛クリームの影響で皮膚が傷んでます。」と言ったんです。」と語りました。

さらに、ブラッドの尻尾は化膿しており、切断しなくてはいけないかもしれないと言われたほどでした。
幸運にも、ブラッドのケガは治り、ジョアンさんから彼を引き取った女性と幸せに暮らしています。スフィンクス種じゃないと分かってからも、女性はブラッドを飼い続けると決めたそうです。(boredpanda)

今回は、ヒゲを抜かれて毛を脱毛され、スフィンクス種として売られていたネコのお話でした。確かに、その辺で子ネコを拾ってきて、手を加えて700ドルで売れば、利益は出るんでしょうね。ただ、ネコの身になってみると、早くになくなってもらいたい行為です。人間も、ネコの種類に関しては、あまり気にしないのがいいのかもしれません。