ショック!観光客の「セルフィー(自撮り)」のせいでイルカがまたも死亡
ビーチで遊ぶ人々が、自分のお気に入りの写真を撮るために盛り上がったお祭り騒ぎによって、またひとつの貴重な野生の動物の命が失われました。
しかもこれは今に始まった悲劇ではありません。

アルゼンチンのビーチで観光を楽しんでいた人によって撮影されたあまりにもひどいビデオが話題となっています。そこにはイルカの赤ちゃんの周りでお祭り騒ぎを起こす人々が映されていました。La Nacionという新聞紙によれば、人々がより近くで見られるようにとイルカを海から地上に引き上げたそうです。
その結果、イルカは死に至りました。
目撃者は、「彼らはイルカが死ぬまでイルカと遊んでいました。海に戻すことも可能だったのに、イルカを触ったり一緒にセルフィー(自撮り)を撮ったりしてイルカを生き絶えさせたんです」と話しています。
動画はこちら
赤ちゃんイルカがすでに病気だったのか。それとも人間との接触によるストレスが彼を死に至らしめたのかはまだわかっていません。しかしイルカの赤ちゃんを海から引き上げる行為それ自体が、そしてまたイルカを海に戻さなかったことも、人間の愚かさと浅はかさを示しています。
イルカの安否を心配することだってできたはずです。この事件によって、多くの人が人々の行為に憤慨と嘆きを覚えました。
Días atrás aparecieron en la ciudad de Santa Teresita (Buenos Aires) dos delfines franciscanas, que lamentablemente…
Posted by Fundación Vida Silvestre on Tuesday, 16 February 2016
去年も同様の事件が!
この光景は去年、アルゼンチンの海岸で起こったあの事件と酷似しています。2匹のイルカが観光客によって海から引き上げられ、その結果死に至りました。
このような残忍な出来事が二度と起こらないように、人間は野生の動物との関わり方について多くを学ぶべきだということを示した事件でしたが、またも同じことが起こってしまいました。
このような悲劇を繰り返すことのないよう祈るばかりです。(thedodo)
残虐な人間の手にかかるとき、動物は時に無力です。わたしたち人間は想像力を大きく働かせて、動物と接する必要があります。