囚人タワーやタバコの絵など…猫にタトゥーを施すアーティストに世界中から非難轟々!
あるロシア人のタトゥーアーティストがデーモン(悪魔)と名付けられたスフィンクスの猫に痛み止めを与えて、自身のアートシリーズ「ギャングスター」のタトゥーを施していることで、動物愛護団体が抗議を行っています。

アーティストの言い分
アーティストは、「もちろんこれをすることで愛猫のことを可愛そうだなとは思います。自分でタトゥーを入れたいと言ってタトゥーを入れられてるわけではないのですからね。彼はわたしたちの皮膚とは違う皮膚を持っているので、タトゥーも違った形で行っていますよ。」と話しています。
続けて、「猫にとってこのタトゥーがそこまで悪影響がないといいのですが。でもこれが彼にとって最初のタトゥーというわけではありません。普段は、彼は平気そうにしていますし、麻酔の効きもちょうど良い感じです。」と話します。


タトゥーのテーマは囚人タワーやトランプ、タバコなど、いずれもロシアの犯罪者がよくしている典型的なタトゥーのモチーフです。

タトゥーアーティストが自分の猫にタトゥーを入れていることについて、多くの人が強い非難を浴びせていますが、動物愛護団体のトップであるエリザベス・スコーリュニン氏もその一人です。彼女の主張は、スフィンクスは非常に繊細な肌を持っており、小さな傷さえも大きな痛みと不快感を与えるということです。

さらに、言うまでもなく、麻酔を与えることは猫にとって非常に危険な行為で、生存率は50%と言われています。つまり、これは虐待行為と言えるということです。

しかしながらタトゥーアーティストのアレクサンダー・ピュルトフは、この行為は非常に普通の行為だと主張しています。彼曰く、かつて数十年前のロシアでは、農民たちは家畜にタトゥーを入れて管理をしていたため、今になってこれが非倫理的な行為だと責めるのは間違いだということです。(boredpanda)
猫にはタトゥーを入れる意志がないのに、麻酔を与えて自分のコレクションの一部としてタトゥーを施すアーティストに非難をする人もいれば、なかには「野生動物を皆殺しにしたり、ペットを捨てたり、もっとひどい行為をしている人はいる。この猫はエサをもらったりして世話してもらっているのだから、幸せなはずだ」と擁護する意見もあります。あなたはどう考えますか?