考える 2017-01-28

驚きのサメとの友情!自らの姿で偏見を取り除くあるダイバーの物語

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リック・アンダーソンさんは、彼の友人に会うために、酸素ボンベを背負い、レギュレーターを口にくわえて、オーストラリアのサウスウェールズにあるノビービーチで海に飛び込みます。

リックさんの友人は、全長約6フィート(約30cm)のメスのポートジャクソンネコザメです。彼女には名前はありませんが、リックさんは彼女のことを、模様で判断しています。

サメ1 source:

そしてリックさんによると、そのサメはリックさんのことを分かっています。

「僕は、7年前にまだ彼女が20cmぐらいの時から、一緒に遊んでいるんです。始めは、彼女を怖がらせないようにゆっくり近づいて、やさしく触りました。いったん彼女が僕になれてしまうと、僕のほうから彼女にハグをしたり、レギュレーター越しに話しかけたりするようになりました。」と、リックさんは語ります。

サメ2 source:

「彼女に会った初めのシーズンは、ゆっくり触ってハグをするのを繰り返しました。そして、次のシーズンからは、彼女のほうから触られたり、ハグをされるために、近寄ってくるようになりました。」

サメ3 source:

彼女はすっかり僕になついてしまったようで、僕が海の中で通り過ぎようとすると、彼女を触ってハグをするまで、僕の足を突っつき続けるんです。

サメ4 source:

まるでイヌのようにじゃれるサメ!

「ほとんどのダイバーは初めてこれを見ると、本当に驚くんです。彼女や他のサメたちに、僕はエサを与えたりはしません。単純に、イヌと接するときと同じように、遊ぶんです。」

サメ5 source:

ポートジャクソンネコザメはホホジロザメよりも非常に小さいですが、サメを人間にとって危険な動物だと見せるメディアの影響もあり、多くの人はどんな種類のサメだろうと怖がってしまいます。

ただ実際には、サメにとって人間は非常に危険な存在です。フカヒレを取るために、人間は毎年7300万匹のサメを死なせていると推測されています

サメ6 source:

27年間にわたりダイビングを続け、ダイビングスクールの運営もするリックさんは、リックさんとサメとの友情を見せることによって、人がサメに対しての間違った認識を改めることを期待しています。

一番大きな勘違いは、サメが心ない捕食者で、人を食べるために、海の底で待ちかまえ続けている、というものです。」と、リックさんは語ります。

サメ7 source:

ポートジャクソンネコザメの他にも、エイザメ、シロワニ、イタチザメ、オオメジロザメ、シュモクザメ、さらにはホホジロザメとも一緒に泳いでいます。

「彼らと一緒に泳ぐのは、本当に気持ちがいいんですよ!」と、リックさんは言います。

サメ8 source:

リックさんは、サメをハグするために、いつでも準備万端です。(thedodo

サメをこよなく愛する、ダイバーのリックさんのお話です。サメは確かに人間を襲うことがありますが、明らかに人間のほうがサメを食べています。日本では当たり前に出てくる日々の食材ですが、元々はやっぱり生きている動物や植物だったことを、ちゃんと意識していたいものですね。

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