地震で生き埋めになったイヌ、レスキュー犬に助けられ、その元気な姿をみんなに動画でお披露目!
イタリア中部を2016年10月30日に襲った地震で、がれきの下敷きになっていたイヌが、救助隊に所属してたレスキュー犬に助けられました。
地震が発生した翌日の月曜日、救助隊はマグニチュード6.6の地震の震源地近くの、ノルチャという被害の大きかった村で生存者を探していました。その時、レスキュー犬が、破壊された建物のがれきの下に埋もれている、イヌの匂いを嗅ぎつけたのでした。
埋もれていたイヌを救助!

助けられたイヌは、がれきに埋もれてはいましたが、鼻と足はがれきから出ていて、何とか救助されるまで辛抱することができたのです。
レスキュー隊は、すぐにイヌの救助に取り掛かりました。その様子は動画で配信されています。
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何と、この救助されたイヌは、特に目立ったケガもなく、すぐに自力で立ち上がることができました。
このイヌは、救助隊員によって「ユリシーズ」と名付けられ、地元のメディアには「ミラクルドッグ」とあだ名をつけられました。
イタリア動物保護局から派遣されていた獣医師は、ユリシーズの体調はいたって健康だと診断しました。ユリシーズに居場所探知のためのチップは埋め込まれていませんが、彼が元の飼い主の元に帰れると、みんなは確信しています。

地震による人的被害は大きくはありませんでしたが、救助隊とレスキュー犬は、命を助けるため村を探索し続けています。そして、イタリア動物保護局のメンバーたちも、地震でケガをしたり、帰るところを失ったペットを助けるため、支援を続けています。(thedodo)
イヌがイヌを助けるという、心温まるお話です。救助隊と一緒に活動する、レスキュー犬も素晴らしいですが、何十時間も生き埋めになりながら、ピンピンしているイヌもすごいですね。レスキュー隊が、このイヌに名前を付けましたが、飼い主はどう感じるんでしょう?その後の展開も気になります。