瓦礫の下で32日間…震災を耐え抜いた奇跡の猫
32日もの間瓦礫(ガレキ)の下に閉じ込められた状態で生き抜いた猫が発見され、人々に衝撃を与えている。それが奇跡の猫、ロッコだ。
イタリア中部に甚大な被害をもたらしたマグニチュード6.2の地震から32日後、一匹の猫が瓦礫の下で生きているのが見つかった。
地震の後、200匹もの動物が救助された。リオ・サン・ロレンツォの町が被災してから一ヶ月も経過しており、倒壊した家屋の下に誰かがまだ生きているとは誰も考えていなかった。

ところが、驚くほどの気力を持った一匹の猫は生きる事を決して諦めていなかったのである。
Vigili del Fuoco(イタリアの消防・救急組織)の消防士たちがとある日曜日に瓦礫の撤去に励んでいると、彼らはあることに気が付き、驚愕した。giornaledibresica.itによると、倒壊した家の石材の間に白とグレーの長毛の猫が捕らわれていたというのだ。瓦礫の下からかすかに聞こえる猫の鳴き声を耳にした時、消防士たちは我が耳を疑った。
そのロッコという名の猫の生還は、まさしく奇跡と呼ぶにふさわしかった。彼は脱水症状を見せていたものの、それ以外の点は全く問題なかった。水や食料が全くと言っていいほど手に入らない中で彼が生き延びたというのはとても信じられない事実だ。

その猫の飼い主はほどなくして見つかった。彼らは自宅が解体される様子をその場で見ていたのだ。自分たちの猫が生きていただなんて、彼らは夢にも思わなかった。

獣医のクリスティーナ・グラツィアーニさんはすぐさまロッコを診察し、処置を施した。ロッコは疲弊こそしていたものの、気力はばっちり残っていたそうだ。
適切なケアを受け、たくさんの人々から元気をもらったおかげで彼はとても元気になった。 「信じられない話だわ。こんなことが現実にあるのね」とグラツィアーニさんは言う。

source:lovemeow
きっとロッコにとってこの32日間は気の遠くなるほどの時間だったはずです。本当に助かってよかった!でも、このような喜ばしいニュースがある一方で、瓦礫の下で力尽きてしまった命もまた多くあるのはとても痛ましいことですね・・・
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