ハグが大好き!散歩中みんなにハグしちゃうゴールデン・レトリバー
ニューヨークに住むシーザー・フェルナンデズ・チャベズさん。
彼が飼っているメスのゴールデン・レトリバーの名前はルービー。
「普通のお散歩になったことはありません。すぐに誰かにハグをしてしまうので、そんなに遠くまでは行けません。」と語るフェルナンデズ・チャベズさん。

散歩を始めて数分も経たないうちに、人に出会えば立ち止まって自分の前足を相手の膝に回し、ハグをしてしまうのです。
飼い主はルービーにハグを教えたことはないと言います。
ハグを始める前は、手を握りたがったそうです。
ハグをするきっかけになった出来事
このような仕草が始まったのは2014年のバレンタインデー頃。
フェルナンデズ・チャベズさんが長く交際していた相手と別れた直後でした。

彼女は前足で私の手を握るようになりました。そして、片方の前足をもう片方に重ね合わせるのです。
「バレンタインに手を握るだけの相手でもいるからよかったかな(笑)」
なんて冗談を友達に言ってはいましたけど。
それから握手はルービーお気に入りの仕草となり、散歩の最中にもするようになりました。

散歩の途中で、すくっと体を起こし、片方の前足で握手をして、握っていない方をもう一方の前足の上に乗せます。
そしてまるで淑女のようにあたりを見回すのです。
通行人は通りすがりに「なんて可愛いの!」という視線を送ってきます。
それから数年後、ルービーはハグを始めます。

握手を求める代わりに私の脚の近くで体を起こし、前足を膝に回したのです。
ちょっと変だな?と思いましたが、彼女がしたいようにさせました。

ルービーはずっとハグを続け、前に進みたがらない時すらありました。

「結構、力が強いんです。」と飼い主は言います。
「私もしっかりとバランスを取るように気を付けています。」

ほどなくして、ルービーは他の人にもハグを始めました。
フェルナンデズ・チャベズさんが嫉妬深いタイプでなかったのが幸いでした。

散歩をしていれば、たまには知り合いのご近所さんと会います。
最初は知っている人だけでしたが、そのうち見知らぬ通行人にもハグをするようになりました。

この愛らしい姿でルービーはたちまちSNSの人気者となりました。
そして、彼女の写真が続々とインターネットにアップされるようになったのです。

しかし、ハグが大好きでも誰彼かまわずハグをするわけではありません。
ルービーが有名になってから「ハグをして!」と近づいてくる人もいますが、それではハグをしません。
でも、ルービーが自らすっと隣に座った時は確実にハグします。
ハグをするのはしっかりと関係性を築けた相手とだけのようです。

「誰かが笑顔で立ち去るのを見るのは素敵なことです。」と言う飼い主。
「多くの人が実際に路上でルービーの様子を見れて嬉しいと言います。彼女は人々に喜びを与えています。これは素晴らしいことです。」
ハグの温もりを感じると、人は元気になれると言います。

ルービーはそれを理解している、優しくて愛にあふれる性格の犬なのかもしれません。(thedodo)

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