好奇心は猫をも詰まらす!?パイプにはまってしまったおマヌケ猫の救出劇
「猫?パイプ?助けてくれた親切な人たち?…何の事だか分からないにゃ」
この好奇心旺盛すぎる子猫は、その事件について聞かれてもきっとそんな風にしらばっくれるに違いない。
その行動にどんな理由があったのかは不明だが(そういった意味不明な行動は猫にはよくあることだけど)、この無鉄砲な猫ちゃんはなぜか中国の石嘴山にある鉄パイプの中を探検したい衝動に駆られたようだ。
パイプの中にうまく入り込んだところまでは良かったのだが、脱出についてはそうやすやすとは行かなかった。
なんと、頭だけを出した状態で詰まってしまったのだ!

幸いなことに、この子猫の窮状はほどなくして発見された。・・・そして当然のことながら、それによって彼のおマヌケな醜態は衆人環視の中に晒される羽目になった。
どうやらこの子はそれがお気に召さないみたいだ。

通報を受け、地元の消防隊員がすぐさま駆けつけた。子猫を傷つけるリスクを避けるために、彼らはその子を入ってきた方向に押し戻すことに決めた。――そのためにパイプを切断することになったのは言うまでもない。 そしてこの屈辱的な表情である。


喜ばしいことに消防隊員たちの努力は功を奏し、猫ちゃんは無事助け出された。晴れて自由の身になった子猫は、命の恩人たちに心から感謝の意を表して・・・とはいかなかったようだ。
動画に記録された救出劇の一部始終を見てもらえれば分かる通り、この猫はパイプから抜け出すや否や、脱兎のごとく逃げ出してしまったのだ。
「・・・何に感謝する必要があるのにゃ? 猫がパイプに詰まったなんて、そんな事件は知らないにゃ」
動画はこちら
「袋の鼠」ならぬ「パイプの猫」といったところでしょうか? それにしても、猫にも消し去りたい黒歴史というものがあるんですね・・・