歩けないというだけで捨てられた子イヌ。立ち直り、まだまだ冒険を続けます!
ヒューゴは、一見捨てられるようなイヌには見えませんでした。
しかし実際に、生後4週間のこの子イヌは捨てられてしまったのでした。なぜでしょうか?

捨てられていたヒューゴを発見した人々は、彼が歩けない病気だと分かったブリーダーが捨ててしまったのだろうと推測しています。
幸運なことに、捨てられて後にヒューゴを見つけた人たちは、彼をしっかりお世話しようと決心している人ばかりでした。
まず初めに、Fulton County Animal Servicesのマネージャーのアンドリューさんが、ジョージア州の公共動物保護施設は、子イヌの保護には適していないことを発見しました。
そして次に、Friends to the Forlorn Pitbull Rescueの創設者のジェイソンさんが、アンドリューさんから連絡を受け、ヒューゴを引き取ることを決めました。

それから、The Tucker Farmという、障がいをもった動物たちでも、楽しく生きていられる施設を所有している家族が、ヒューゴの世話をすることを引き受けました。

「私は休暇中でしたが、この依頼を断ることはできませんでした。」と、The Tucker Farmのオーナーのエリザベスさんは語ります。

「ヒューゴの身体はノミに覆われていましたし、彼は歩けないイヌでした。」
ヒューゴは、歩けない症状の、珍しい先天的な遺伝子病を持っていました。
エリザベスさんは「私たちは、このような症状の子イヌを、リハビリしたことはありませんでした。彼が本当に歩けるようになるかどうか、不確かでした。でも、やれるだけのことはやってみようと決めたのです。」と、当時の状況を説明します。
リハビリとセラピー!
歩けるようになるため、ヒューゴは定期的な足のマッサージと、ウォーターセラピーを受けるようになりました。
「彼ははじめ、とても緊張していて、生活の変化についていけてないようでした。」と、エリザベスさんは語ります。
「私の想像の限りですが、彼は兄弟と離されたんでしょうね。」
しかしラッキーなことに、ヒューゴには新しい仲間ができたようです。

そして、3歳になるアドリンちゃんと、1歳半になるジェーンちゃんが、ヒューゴのお世話に熱心でした!

アドリンちゃんたちは、ヒューゴのお世話を長年続け、彼がギブアップしそうなときには、励まし続けていました。

エリザベスさん一家のところに引き取られてからわずか数週間で、立つこともできなかったヒューゴは、ヨロヨロとしながらも歩くようになりました!
そして、一度は捨てられてしまったヒューゴは、家庭の温かさを今は体験しています。

エリザベスさんは、「彼はもう、最初のときとは全く違うイヌのようです。元気にあふれ、自分で歩こうとしています。」と、エリザベスさんは言います
。しかし、ヒューゴの冒険は終わったわけではありません。ちゃんと歩けるようになると、新しい家族探しの旅に、ヒューゴはまた出るのです。

あなたなら、ヒューゴのように挑戦し続けることができるでしょうか?(thedodo)
先天性の、歩けない障がいを持った子イヌ、ヒューゴのお話でした。ところで、ヒューゴの保護に関連して出てきた人物は、ほとんどが女性です。これからは女性が活躍する時代と言われるようになっていますが、こういったところからも、それがうかがえそうですね。