泣ける 2016-12-22

バリ島で出会ったイヌがきっかけで、動物のための財団を作ってしまう!ある男性の行動力に、胸が熱くなる

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2014年に、僕がバリ島の動物保護団体でボランティアをしていた時、ティガという犬に出会いました。彼は生後12週間の犬で、車に当てられて、後足が動かなくなっていました。彼はケガからくる痛みで、非常に興奮していました。

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僕は、ティガに魅かれるものがありました。僕とティガが初めて会ったとき、彼は僕に噛みつこうとしていましたが、徐々に慣れていって、僕が彼に引き寄せられるとともに、彼も僕になついてきました

ティガは、その時はまだ乱暴ものでしたが、ケガの調子は悪くはありませんでした。保護施設の職員さんは、ティガはおそらくまた歩けるようになるだろうと言い、僕らにはかすかな希望の光が見えてきました。

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僕はティガを自分が泊まっているところに連れて行き、ケガの回復のためには何でもしました。

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運の悪いことに、僕がバリ島に滞在できる期間は1カ月後に終了し、僕はヨーロッパに帰ることになりました。この時に、僕はレントゲンを使ったティガの足の検査に立ち会い、ヨーロッパに帰る直前になって、「ティガが歩けるようになることはないだろう。」と、言われました。

胸が悲しい気持ちで詰まりながらも、僕はティガを残して立ち去り、彼の足の治療のために、経済的な支援を続けることを約束しました。

ティガに会いに、再びバリへ!

4か月後にバリ島に戻ったとき、ティガが悲惨な状態にあるのを知りました。彼は、保護施設内で放っておかれていたのです。再び僕は、彼を6週間の間、自分の泊まっているところへ連れて行きました。この時は、僕は彼に食事を与え、シャワーを浴びせ、ハグをして愛情を注ぎました。そうするとティガは徐々に、僕が知っている、あの楽しそうな雰囲気に戻ってきました。

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この時はまだ、僕はティガをもっと長い時間助けるための、経済的な余裕がなかったので、再び彼を施設に戻し、ヨーロッパへと戻りました。

次の年にバリ島に戻ると、ティガの状態はもっと悪くなっていました。彼はやせ細って、傷めていた身体は、さらに悪くなっていました。一番ケガがひどかった後足は、手術で切断されていました。僕は、毎月この施設に寄付をしていましたが、誰も僕に、彼の足が手術で除去されたことを、伝えてくれてはいませんでした。手術は、僕が島を再び訪れた、2、3日前に行われていました。

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彼はケージの中で鳴いていて、傷ついた手術跡を、自分で舐めてケアしていました。彼は文字通り、足を失ってしまったのです。それにもまして、外科医の腕前は貧弱で、足の神経を傷つけ、後遺症を残しました。

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彼が僕を見たとき、彼はすごく興奮し喜びましたが、僕は彼を裏切ってしまった気持ちで一杯でした。僕が座ると、ティガはそばに寄って、僕を見つめてきました。

「彼は、このまま生きていて幸せなんだろうか?」「彼は、どんなふうに感じているんだろう?」「彼はこの施設から出ることはできないし、僕も彼を置いてはいけない。」色んな問いと思いが、僕の心の中を駆け巡りました。

ティガと僕の仲はすごく良かったですし、僕は真剣に、僕たちはコミュニケーションできてると感じていました。そして、バカみたいに聞こえるかもしれませんが、僕はティガに、どうしたいのかたずねました

彼が僕のひざの上で寝て、鳴いているときに「ティガ、もう終わらすかい?それとも闘い続けるかい?もしも、もう終わりにしたかったら、そのまま寝ててもいいよ。」

僕がそう言った瞬間、ティガは即座に起き上がり、僕を見て鳴くのを止めたんです。偶然でしょうか?もしかするとそうかもしれません。でも、その瞬間に、彼にとってもっといい居場所を探すことを決意しました

その瞬間に、ティガ動物支援財団が始まったんです。ティガを助けたかったのはもちろんですが、もっとたくさんの、バリ島にいる野良犬も助けたかったんです。信頼できる仲間とともに、ケガや病気をした野良犬を助けるための、小さな保護施設を作ることにしました

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ケガや病気が治った時に走り回れる野外施設、常勤のヘルパーさん、そして一番大切な、動物たちへの愛情が必要でした。

過去6カ月で、僕たちのヴィジョンは、ゆっくりですが確実に実現しています。僕たちは、ティガと一緒に生活している、数匹の犬の世話をしています。ティガは、新しい生活を体験し、以前では考えられないぐらい元気になっています。

僕たちは彼に車いすを装着させてみましたが、足の手術が良くなかったので、ちゃんと取り付けることができませんでした。でも、そんなことは、ティガにとって問題ではなかったようです。2本の前足で動き回り、すっかり群れのリーダーをしています!

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始めは、ティガにこんな素晴らしい生活を経験させることができるなんて、思ってもみませんでした。今はただ、ティガや他のたくさんの犬に、素晴らしい一生を経験させることだけを願っています!

ティガの飼い主、リックより(boredpanda

後足を失ってしまったティガ、本当に素晴らしい人に引き取られて、良かったですね。この男性やその仲間、財団を作ってしまい、数多くの動物たちを助けています。その行動力は、本当に見習いたいですね。

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