人懐こさがあだに…。顔に酸をかけられた猫、それでもなお人々に愛を振りまく
この人懐こい野良猫のトミーは、顔に酸をかけられ片目を失いましたが、人々へ駆け寄って助けを求めました。
奇跡の猫と呼ばれるトーマスがこちら。

「トーマスはカリフォルニアの砂漠の中、誰にも求められることもなくひとり、野良猫としての人生を送っていました」とケイシー・クリストファーは語ります。心優しい人々が時折、道をさまようトーマスにエサをあげたりしていました。

トミー(トーマスの愛称)はとても人懐こい猫でしたが、その人懐こさがあだになりあと少しで命を失うところでした。
実際に何が起こったかは誰にもわからないのですが、ある日トミーは顔に酸をかけられ、顔の半分以上に火傷を負い、片目を失ってしまいました。
「酸をかけられたトミーは数日間道ばたで苦しみ、エサを与えてくれていた近所の家にたどり着きました。家の人々は何が何だかわからないまま大急ぎで獣医の元にトミーを連れて行きました。」とケイシーは言います。

獣医はトミーに抗生物質を与えましたが、診査の結果トミーが猫免疫不全ウイルス感染症にかかっていることに気づき、安楽死を提案しました。 しかしトミーを救助した家族はそれを拒み、「ミロ保護施設」という特別な事情を持つ猫を救う非営利団体に助けを求めました。
ミロは直ちにトミーをクリニックに連れて行き、トミーはそこで1ヶ月以上の間、抗生物質や痛み止めなどの治療を受け、その後外科医によって素晴らしい皮膚移植を受けました。治療や手術の間も、トミーは喉を鳴らし、ケアをしてくれる人々に近づいてキスをしていました。

トミーは我慢強く、また愛情に満ちた猫だったのです。 悲劇を経験したあとも、トミーは元気に回復し、今も喉を鳴らしてキスを続けています。
「トミーは傷を癒し、愛情をたっぷり与え、一生涯面倒を見てくれる里親のところにたどり着く必要があります」とケイシーは語ります。
「トミーは毎日、元気になっています!」

どんなに世界が残酷でも、トミーは愛することと信じることをやめません。(source:lovemeow)
どんなに酷い目に遭っても愛することをやめないトミーに涙が止まりません。勇敢で溢れるトミーのお話でした。 トミーがいつの日か、安住できる家にたどり着けること願っています。。。